質屋
品物を質にとって金銭を貸す業務を行う店舗を質屋といいます。
質店や質舗といわれることもあります。
何かしらのものを担保にして融資をしてくれるところです。
担保にするものを質や質草と呼びます。
法律上では消費者金融などの貸金業ではなく、質屋営業法によって定められる業務形態になります。
古くは鎌倉時代から続いているといわれていますが、最近では消費者金融などに押されてその数は少なくなってきています。
昔は民間金融として多くの人が借金のために利用していました。
貴金属や不動産権利書などその価値の高い物ほど多くの融資を受けられるため、質草となる商品は多種多様で高額なものも多かったようです。
バッグや腕時計などから電話加入権、ゴルフ会員権や株券など高級品が質屋のショウウィンドに並んでいるのは良く見かけることでしょう。
最近ではこれらの高級品の流通の手段として質屋が使われるようになってきました。
ブランド品などの高級品の価値を正しく判定してもらって、その金額を受け取るためです。
高額品の売買はオークションなどでも出来ますが、正しい価格を理解するのは少し困難でもあります。
その点質屋ではその価値を正しく判定してくれて、そのまま金銭にしてくれます。
故人として行う手間が大きく減るのはとても便利で魅力的です。
ブランドバッグや高級時計などの質屋出の取り扱いが多くなってきたのはそういった背景があるからなのでしょう。
地域の質屋協会が開催する質流れ品の販売イベントなどを見るとその傾向が良く分かります。
またそういったイベントが毎回多くの人を集めるのも、質流れのブランド品を安く入手しようとする人が多いからだと思います。