連帯保証人
「連帯保証人には絶対になるな」という言葉は、あなたが成人になったときや大人と認められた時にきっと親や友人などから一度は言われたことがある言葉だと思います。
それでも、昔からの親友や親しい恋人などに「迷惑は絶対にかけないから」といわれて、仕方なくなってしまい借金地獄に陥る人が未だ後を絶ちません。
では具体的に連帯保証人とはどれほど重い責務を持っているのでしょうか?連帯保証人とは、お金を借りた本人が返済できなくなった場合、代わりにお金を返済することになる人のことを指します。
そして、連帯保証人というのは単なる保証人とは違って、債務者が支払いを放棄または怠った場合に全ての債務を一括で返済することが要求されます。
ここに落とし穴があるのですが、連帯保証人は返済を要求された時、債務者本人から先に取り立てるよう要求することはできません。
つまり、債務者本人がどんなにお金を持っていようとも、返済を放棄した場合は連帯保証人が返済しなければならないのです。
連帯保証人は保証人という立場にもかかわらず、債務者と同格とみなされる重い立場にあるのです。
とはいっても、ローンを組んだりする場合はどうしても連帯保証人が必要な場合があります。
連帯保証人は親・親族などの血縁者がなるのが一般的といわれています。
絶対になるべきではない、とは言いませんが、連帯保証人とはどういうものなのかしっかりと勉強した上で、判断をしてほしいと思います。